なにわ男子・西畑大吾が「世にも奇妙な物語」でカメラ男子に。「1人の人を愛するってすごくすてきなことだなって思えるような作品」

なにわ男子・西畑大吾が、フジテレビ系で6月17日放送の土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’23 夏の特別編」(午後9:00)の1編「虹」で主演を務めることが分かった。

「世にも奇妙な物語」は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。そして、今回は四つの“奇妙な”エピソードが展開する。

「虹」で西畑が演じるのは、カメラ越しにしか見えない学生服姿の奇麗な少女・川上七美(井頭愛海)を見つけ、そのことがきっかけで運命的な出会いを果たす青年・南條拓也。さらに、奥田瑛二が、年を重ねた拓也役を務める。

雨上がりの青空、中古カメラ店で一目ぼれした二眼レフカメラを持つ拓也が、空を見上げると、そこには虹が出ていた。虹を撮影しようとカメラを構えてのぞき込むと、1人の学生服姿の美しい少女がこちらを見つめていることに気付く。不思議に思い、顔からカメラを離して見るとそこには誰もいない。再びカメラをのぞく拓也。するとやはり、そこには少女が立っている。その少女は拓也をどこかに案内するかのように歩き出す。拓也がカメラをのぞきながら少女の後を追いかけていると、パッと少女は姿を消してしまう。カメラをのぞいても、もういない。その日から拓也は少女のことが忘れられず、もう一度会いたいと思っているある日のこと、空に虹がかかり…。

「世にも奇妙な物語」に初出演にして初主演となる西畑は、「純粋にすごくうれしかったです! ずっと見ていた番組で、さらに先輩方の作品も見させていただいていたので、そこに自分も名を連ねることができてすごく光栄です! 『世にも奇妙な物語』は、不気味な話から笑える話まで、いろんなジャンルがあるので、どんな作品を演じるんだろうと台本を読んだら、本当に奇妙な物語なんですけど、ほっこり感動する奇麗な作品だなって感じました。拓也をどう演じればいいかイメージするのが大変でした」と明かす。

役づくりについては、「すごく難しかったです…! 拓也をどう表現しようかなって考えた時に、実年齢とも近い役なので等身大の自分で演じようと思いました。また、拓也はセリフというより、表情だったり、一つ一つの動作で丁寧に見せていかないといけない役だったので、そういったところにも注目していただきたいです」話し、加えて「まさか、年をとった時の自分の役が奥田瑛二さんなんてびっくりしました! 自分がその年齢になった時、あんなにかっこいい人になれたら、めっちゃうれしいと思います!」と声を弾ませる。

そして、「『世にも奇妙な物語』の中でも本当に感動していただける作品で、1人の人を愛するってすごくすてきなことだなって思えるような作品になっていると思います。一つ一つの描写を奇麗な世界観で描いているこの作品を楽しんでいただければと思います。ぜひ、お見逃しなく!」とアピールしている。

ドラマを手掛ける中村亮太プロデューサーは「この『虹』という作品は10分強の短編作品ですが、今まで放送した短編とはまた一味違った『世にも奇妙な物語』だからこそ、表現できた映像作品になったのではないかと思います。注目していただきたいのは、その出演者の皆さまの表情。主演は多岐にわたって活躍中の西畑大吾さん。劇中では井頭愛海さん演じる七美に対して、拓也としての繊細な表情を見せながら、撮影の合間に時折見せるその笑顔に、スタッフ一同癒やされたのは言うまでもありません。そして、年を重ねた拓也役は奥田瑛二さんに演じていただきました。撮影中、西畑さんと奥田さんの姿が重なる瞬間があり、グッときてしまいました。梅雨の季節、皆さまもぜひ『虹』をご覧ください」と見どころを伝えている。

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