『ミッドサマー』を手掛けた映画製作スタジオ＜A24＞が贈る最新作『Pearl パール』が、2023年7月7日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

このたび、狂気をまとった無垢なヒロイン、パールがシリアルキラーへと覚醒する前兆が垣間見える、ポップかつクレイジーなシーン写真が解禁となった。

映画史上、もっとも無垢なシリアルキラー

スクリーンの中で踊る華やかなスターに憧れ、厳しい母親と病気の父親と共に人里離れた農場に暮らすパール。繰り返しの毎日に鬱屈としながらも、家畜たちを相手にミュージカルショーの真似事をするのが束の間の幸せだった。ある日、地方を巡回するショーのオーディションがあることを聞きつけたパールは、オーディションへの参加を強く望むが、母親に「お前は一生農場から出られない」と諌められてしまう。やがて抑圧されてきたパールの狂気は暴発し、無邪気さと残酷さをあわせもつシリアルキラーへと変貌していく――。

世界の国際映画祭を席巻し、あのマーティン・スコセッシ監督が「ワイルドで魅力的。我々をもてあそぶ傑作！」と称賛した本作。主人公“パール”の狂気に圧倒されながらも、最後には、彼女の笑顔の虜になってしまう……。「ホラー映画初のオスカー候補」と噂されるほど世界中を熱狂させているのも納得の仕上がりだ。

悪魔的（デモニッシュ）な魅力で世界を虜に

このたび解禁されたシーン写真は、パールの平穏な生活に少しずつ歪みが生じ、やがて狂気の世界へと飲み込まれていく、“シリアルキラー・パールの覚醒の前兆”を捉えたカット5点。

「スターになる」という自身の夢を信じ、深紅のドレスで精一杯おめかしし、全身全霊でダンスオーディションに参加する様子や、街から農場へのお遣いの帰り道に偶然出会った＜セクシーなカカシ＞に思わずうっとりする様子、鍬（くわ）を持つと思わず力がみなぎってくる農場でのシーンなど、どれもポップなビジュアルから狂気がにじみ出る。

主人公パールを演じ、脚本も担当したミア・ゴスが「タイ（・ウェスト監督）の視覚に訴える映像は、パールの内面の風景を如実に物語っている。パールの不安と二面性は、この映画に密接に関連している」と語るように、いずれも、彼女の無垢だった心から、シリアルキラーとしての狂気が滲み出てくるようなカットになっている。

『Pearl パール』は2023年7月7日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー