生田斗真 主人公の心の動きを“目”で表現 「渇水」場面写真

生田斗真主演、白石和彌プロデュースによる、河林満の同名小説の映画化作「渇水」(上映中)から、生田斗真演じる主人公・岩切の“渇いた目”の表情にフォーカスした場面写真が公開された。

場面写真では、伏し目がちな岩切の表情と、物語の終盤にかけて潤いを戻していく様子が切り取られており、岩切が物語の中で変わっていく様子が捉えられている。先日行われた初日舞台あいさつでは、髙橋正弥監督が「目の力にすごい射貫かれて、岩切は生田さんに演じてほしいって思っていました。最後の爆発する芝居の時に一番いい目をしてくれましたし、この映画の冒頭から段々目が死んだように疲れていく様を表現してくれて感銘を受けて、生田さんで良かったなという思いです」と、かねてから注目していた生田の目の演技が、今作でも存分に発揮されていることを語っている。

「渇水」は、1990年に文學界新人賞を受賞、103回芥川賞の候補にもなった、河林満の小説の映画化作品。孤独を抱えた水道局員とたった二人で残された幼い姉妹の出会いをきっかけとしたヒューマンドラマとなっている。「凶悪」や「孤狼の血」シリーズなど、重厚な作品を作り続ける映画監督の白石和彌が初プロデュース。主演は、「土竜の唄」シリーズなどの生田斗真が務めている。監督は、岩井俊二監督作品「ラストレター」や、宮藤官九郎監督作品で助監督を務めた髙橋正弥。

【作品情報】
渇水
上映中
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会

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