“ふわっ”ガスで乾燥させるから仕上がりが全然違う!進化するコインランドリー最新事情

最近、コインランドリーの店舗をよく見かけると思いませんか。「コインランドリーの活用法」について、All About 節約ガイドで家事アドバイザーの矢野きくのさんに、SBSラジオ『IPPO』パーソナリティの牧野克彦アナウンサーが聞きました。

矢野:実はこの20年で、コインランドリーの数は約2倍に増えています。厚生労働省の発表で1996年当時は全国で約1万店舗だったのが、ランドリービジネスマガジン(コインランドリー情報誌)によると、2017年では2万店舗を超えたと推計されています。

しかも昔のイメージと違って、オシャレな雰囲気の店舗が増えています。待ち時間を過ごすためのエリアを設けているところが多いですね。

同じ敷地内にコインランドリー以外の店舗を隣接して出店させているところもあります。

店内も明るく清潔な雰囲気

コインランドリーで何を洗う? 時間や料金の目安

矢野:靴やペットの服など家の洗濯機では洗いにくいものを、コインランドリーにある専用の洗濯機で洗いたいというニーズもあるようです。大型の物を洗える洗濯機も増えたので、布団を持ち込む人も増えています。

牧野:リスナーから「今まで雨の日は一日中扇風機を当てて部屋干ししていたのですが、最近はもっぱらコインランドリー。生乾きの臭いもないし、タオルのふわふわ感がぜんぜん違う!」というコメントも来ています。家で乾かすのとは違うんでしょうか。

矢野:コインランドリーの乾燥機能はガス火を使っているところが多いので、仕上がりがふわっとするという感想をもつ人が多いです。

牧野:料金やコインランドリーの乾燥時間はどれくらいですか?

矢野:家庭用洗濯機で1度に洗う量を10キロ前後と考えると、洗濯代は400~500円くらい。乾燥はだいたい30~40分で乾くと考えると10分100円なので、300〜400円。普通の洗濯物なら、約1時間、700~800円前後で仕上げることができます。

「乾燥だけ」「洗濯だけ」という使い方もできるので、洗濯は家で済ませ乾燥だけコインランドリーという人も多くいます。

コインランドリー利用の注意点

矢野:洗濯や乾燥中にその場を離れ、終了時間までに戻ってこないという人が結構いるようです。順番を待っている他のお客さんにも迷惑をかけてしまうことになるので、終了時間前には機械の前で待機していて、終わったらすぐに洗った物、乾かした物を取り出せるように注意してほしいです。

特に雨が続いている時期など、部屋の中で洗濯物をずっと干しっぱなしにしていると、見栄えもよくないですし、不便だと思います。これまでコインランドリーを使ったことがないという人も、乾燥だけでも利用してみると、その便利さがわかると思いますのでぜひ使ってみてください。

© 静岡放送株式会社