ワモンアザラシのしぐさに胸キュン♥ 海遊館のアイドルはSNSで話題、それぞれに固定ファンも

愛くるしい表情、しぐさ、動き…。アザラシを眺めていると、自然とやさしい気持ちになってくる。大阪・海遊館のワモンアザラシは同館のアイドル。バックヤードで飼育中のモヤ(オス、推定15~16歳)をはじめ、アラレ(メス、推定18歳)、ユキ(メス、推定15歳)、モヤとアラレの間に生まれたミゾレ(オス、2歳)の4頭がいる。

ワモンアザラシのミゾレ(提供・海遊館)

担当の竹内慧(さとし)さんによれば、ワモンアザラシは群れを作る生き物ではなく、それぞれにお気に入りの場所があり、お互いに干渉しないようにうまく住み分けているそうだ。現在のエサはシシャモ、ニシン、イカナゴ、アジの4種類。ただ、ユキ以外はアジが苦手で、アラレとモヤは工夫すれば食べるが、ミゾレだけではどうしても食べないという。

ミゾレはワモンアザラシとして海遊館で初めて誕生、出産直後に体調不良があったため日本で初めて完全人工哺育で育った。掃除中の飼育員の足にしがみついたり、ダイバーに抱きついたりと、飼育員が好きなのか?とても人懐っこい。

いつも飼育員が来ないか水槽内から様子をうかがい、来ると動きを先読みして、出入り口の前で出待ちをすることも。ただ、まとわりつくと、なかなか掃除がはかどらないこともあるらしい。

ワモンアザラシのユキ(提供・海遊館)

モヤは慎重な性格ながら器用な一面も。アラレは神経質な部分はあるが、ミゾレの出産を機に少し大胆になったそう。ユキは好き嫌いがなく、何でもよく食べる食いしん坊。過去に丸すぎるアザラシとしてSNSで話題になったこともある。

「見た目や行動、しぐさなどで見分け方も比較的容易なため、お気に入りの1頭を見つけて通ってくださるファンの方も多い」と竹内さん。あなたも〝推し〟を探してみてはいかが?

ワモンアザラシのアラレ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのユキ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのミゾレ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのユキ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのミゾレ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのアラレ(提供・海遊館)
ワモンアザラシのアラレ(提供・海遊館)

(よろず~ニュース・中江 寿)

© 株式会社神戸新聞社