オリオンビール、価格を改定へ いつも飲んでるあの商品は上がる?下がる? 10月以降

 オリオンビール(沖縄県豊見城市、村野一社長)は7日、10月以降のビールなどの価格改定を発表した。10月の酒税改正や県の酒税軽減措置の軽減率変更、原材料や包装資材、運搬費の高騰などが理由。価格改定は10月1日出荷分から。主な対象商品は、ザ・ドラフト、ザ・プレミアム、75BEER CRAFT LAGER、75BEER IPA、アサヒスーパードライなどのビール類、発泡酒の麦職人、新ジャンルのサザンスター、ゼロライフなど。

 缶ビールの価格は下がる一方、業務用の樽(たる)と瓶ビールはコスト上昇により値上げとなる。発泡酒と「第三のビール」も価格が上がる。

 酒税減税により全国的にビールの価格は350ミリリットル換算で6円程度安くなるが、沖縄では酒税軽減措置の軽減税率が20%から15%に引き下げられる。

 同社は「軽減措置の引き下げ分はできる限り社で吸収して価格への影響をなるべく抑えたい」としている。

 ビール大手4社も10月からの価格改定を発表している。

(普天間伊織)

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