希望高等学園津山校後期生卒業式

クラーク記念国際高校連携施設の希望高等学園津山校の後期生卒業式が同校(大手町)で開かれ、通信制で3年間学んだ18〜21歳の3人が高卒資格を取得し、笑顔で巣立った。
入学制度を4月のみに改めたことから、後期生としては学園最後の卒業式となった。榊原俊章学園長が卒業証書を授与し、生徒にはなむけの言葉を贈った。担任からの祝辞もあり、温かい雰囲気の中で新たな門出を祝福した。
生徒たちは在学中、週2回の通学、岡山キャンパスでのスクーリング、定期試験のほか、地域の清掃や運動会といった行事にも積極的に取り組んだ。
学園には岡山、倉敷、津山、福山、香川の5校があり、そのうち県北地域をエリアとする津山校は最多の103人が在籍。同校の担当者は「定員のない学校なので、今後も地域の不登校や困っている生徒たちを助けられるよう、学園の理念に沿った対応をしていきたい」と話している。


榊原学園長から卒業証書を受け取る生徒

© 津山朝日新聞社