そろそろ気になってきませんか 例年とは違う今年の残留ライン?! の巻/倉井史也のJリーグ

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

あのね、今週末でJリーグちょっと中断するでしょ? でもって、そろそろ気になってくる時期だと思うんですよ。勝点どれくらい取れば残留できるかって。これまでだったら、だいたい「試合数×1」ってのが残留ラインだったんだけど、今年は1チームしか落ちないじゃないですか。

じゃあこれまで最下位のチームって勝点どれくらいだったの? いつもどおりJ1が18チーム構成になってから、そして降格がなかった2020年、20チーム構成だった2021年を除くとこんな感じです。

2005年:神戸/21

2006年:京都/22

2007年:横浜FC/16

2008年:札幌/18

2009年:千葉/27

2010年:湘南/16

2011年:山形/21

2012年:札幌/14

2013年:大分/14

2014年:徳島/14

2015年:山形/24

2016年:福岡/19

2017年:大宮/25

2018年:長崎/30

2019年:磐田/31

2022年:磐田/30

平均で勝点21.375、つまり勝点22取れば、最下位は免れるかも。今の最下位は横浜FCで勝点12だから、おや、あと3勝1分で残留? いや、ちょっと待て。そもそもこれまでは16試合消化時点でどれくらいの勝点を稼いでいるのかというと、

2005年:神戸/11

2006年:C大阪/6

2007年:横浜FC/10

2008年:千葉/9

2009年:大分/4

2010年:京都/10

2011年:福岡/7

2012年:札幌/4

2013年:大分/8

2014年:徳島/5

2015年:清水/13

2016年:福岡/11

2017年:新潟/8

2018年:名古屋/9

2019年:鳥栖/13

2022年:神戸/11

で、平均が8.6875。というか、16節終わって勝点12って、過去3番目に多い勝点、つまり激戦ってことです。それからもう一つ気になるのが、16試合消化時点から最終節までに最下位を逆転しているケース(★)は

2005年:神戸→神戸

2006年:C大阪→京都★

2007年:横浜FC→横浜FC

2008年:千葉→札幌★

2009年:大分→千葉★

2010年:京都→湘南★

2011年:福岡→山形★

2012年:札幌→札幌

2013年:大分→大分

2014年:徳島→徳島

2015年:清水→山形★

2016年:福岡→福岡

2017年:新潟→大宮★

2018年:名古屋→長崎★

2019年:鳥栖→磐田★

2022年:神戸→磐田★

16ケース中、10ケースは逆転!! ということで今年は激戦ながらも最下位が入れ代わる可能性は残ってて、過去の激戦時の2015年、2019年の例から考えると、2015年の最下位は勝点24、2019年の最下位は勝点31ってことで、安心するためにはやっぱり勝点32がほしい、つまり横浜FCはあと勝点20積み上げれば残留できる!! かもしれない!! ってことになりました!!

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