麻木久仁子、“食”のついての学びに意欲 放送大学学長は「ぜひ達成モデルに」と期待

タレントの麻木久仁子が、このほど千葉・放送大学本部を表敬訪問。岩永雅也学長と対談を行った。

放送大学は様々な世代、職業の方がテレビ、ラジオ、インターネットなどを使って、いつでもどこからでも自由に学習することができる文部科学省・総務省所管の通信制大学。“食”について学びを深めたいために4月に入学した麻木は「癌を経験して、これから自分の健康管理をしなければと思った時に食べることが好きだったので、食生活を改善しようと思いました。そこでこの10年、東洋医学の勉強を始めていたのです。ただ一方で西洋医学的なものを土台にした食に関する知識は学んだことがなかったので、この際にきちんと勉強したいと思いました」と動機を改めて説明した。

意気込み十分で入学をすることになった麻木だが、「科目は“食”ということをキーワードにして選びましたが、テキストが届いて、びっくりしちゃったんです。“え、理系なの?”って」と話し、「私は大の理系嫌いだったんです。“しまった・・・”ってところから始まって、(勉強をし直すために)高校の教科書を買うところから始めました」と明かした。

また、かつての高校時代、大学時代の自身を麻木は「手帳に出席日数、欠席日数、遅刻・早退日数をびっしりメモして。あと1日で落第っていう最低の出席日数で卒業しました。60点取れば単位がもらえるような試験ならば、それならば61点を取ろうと考える生徒でした。そして61点取れたらすべて内容を忘れてしまう」と振り返った。しかし、放送大学での学びでは、当時とは違う思いがあるそうで、「単位はもちろん取りたいですが、そもそも単位を取るために来たのではない。今は食に関わることを知りたいと思ってきている。そう考えると(テキストの)1行1行、全てが大事」と話した。

岩永学長は「学習を達成するためには、達成するモデルが必要です。ぜひ達成モデルに麻木さんにはなってほしい。辛そうに勉強している人はモデルになりませんので」と期待を寄せると、麻木は「楽しそうな老後を送っているなって思われるように(頑張る)。自分のペースで勉強して楽しいです」と答えた。

6月10日(土)から、後期(2023年10月入学)の学生募集が行われている。

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