羽田空港で航空機同士接触 翼破損か、けが人情報なし

東京都大田区の羽田空港

 10日午前11時ごろ、羽田空港の誘導路で、タイ航空とエバー航空の機体同士が接触した。国土交通省によると、タイ航空機に乗客乗員約260人、エバー航空機に約200人が乗っていた。東京消防庁によると、けが人の情報は入っていないという。

 エバー航空の乗客は取材に「離陸待ちで停止中に、ズシーンという衝撃があった。近くにいたタイ航空機の翼の一部が欠けていた」と話した。

 国交省によると、誘導路付近で出発待機中のエバー航空機の後ろをタイ航空機が通過する際に接触した可能性がある。4本ある滑走路のうちA滑走路が約2時間にわたり閉鎖された。

羽田空港の誘導路で接触したタイ航空機(左)とエバー航空機=10日午後0時15分(共同通信社ヘリから)
エバー航空機と接触したタイ航空機。翼の一部が破損しているように見える=10日午後0時57分、羽田空港

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