岡山県大会出場目指し白熱の戦い 県中学野球 備前西地区予選が開幕

1回戦の中山―石井・大安寺で熱戦を繰り広げる選手たち=山田グリーンパーク野球場

 山陽新聞社杯争奪第74回岡山県中学校野球選手権大会(県中体連、県軟式野球連盟、山陽新聞社など主催)は10日、県内6地区予選のトップを切って備前西地区が岡山市の4球場で開幕した。岡山、玉野市の32チームが県大会(7月23、24、26、27日・倉敷マスカットスタジアムほか)の出場権獲得を目指し、18日まで白熱した戦いを繰り広げる。

 山田グリーンパーク野球場では午前8時半から1回戦の中山―石井・大安寺が行われた。石井・大安寺は一回に亀山、富永の連続適時打で2点を先制。その後、同点とされ迎えた六回は2死二塁から西江の二塁打で勝ち越し、3―2で初戦を突破した。新型コロナウイルス対策の制限が緩和され、球場に集まった大勢の保護者は拍手や声援で選手を後押し。ナインも大声で互いに鼓舞し合っていた。

 備前西地区ではベスト8と、2回戦で敗れたチームによる敗者復活トーナメントを勝ち抜いた2チームが県大会に進出する。

 全6地区で争う予選には計98チーム(138校)が参加。備前西に続き、17日は備前東(赤磐、備前市ほか)、備南東(倉敷、総社市ほか)、備南西(井原市ほか)が始まり、24日には備北(高梁、新見市)、30日は美作(津山、真庭市ほか)が開幕する。日程が順調に進めば、7月2日に県大会出場全32チームの顔触れが決まる。県大会上位2チームは中国大会(8月5~7日・島根県)に進み、全国大会の出場2枠を争う。

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