国内男子最年長・45歳の野中が日本王座逃す 帝尊に判定で敗れる プロボクシング、スーパーミドル級

10回、相手選手に激しいパンチを浴びせる野中悠樹(右)=10日午後、大阪市浪速区、エディオンアリーナ大阪(撮影・風斗雅博)

 プロボクシングの日本スーパーミドル級王座決定戦10回戦は10日、大阪市のエディオンアリーナ大阪であり、国内男子最年長45歳の同級1位、野中悠樹(渥美、兵庫県尼崎市出身)が、同級2位の30歳帝尊康輝(一力)に0-3で判定負けした。帝尊が新王者となった。

 サウスポー対決で、野中は序盤から帝尊の右ジャブを繰り返し受けた。5回終了時に公開された採点では野中が0-3と不利に。その後もジャブやストレートを浴びた45歳は、終盤にボディー打ちやストレートで意地を見せるも実らなかった。

 通算成績は野中が50戦35勝(10KO)12敗3分け、帝尊は24戦16勝(13KO)5敗3分け。

 野中は昨年7月、世界ボクシング機構(WBO)アジア・パシフィック・ミドル級王座の3度目の防衛に失敗。主要団体の世界ランキングから外れていた。

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