献体者3576人に黙とう 岡山大で「ともしび会」総会

献体者に黙とうをささげる会員ら

 岡山大医学部、歯学部生が解剖実習を行うための献体の登録者でつくる「ともしび会」の本年度総会が10日、岡山市北区鹿田町、同大Jホールで開かれた。

 岡山県内外の会員約70人が出席し、これまでの献体者に黙とうをささげた。入江弘理事長は「医療に貢献していく私たちの役割は大きい。誇りを持とう」とあいさつ。同大の豊岡伸一医学部長は「皆さんの意思を受け止め、優れた医療人を輩出したい」と謝辞を述べた。

 同会は1967年6月に創設。今年3月末までに6649人が入会し、3576人が献体している。総会は新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりに開かれた。

© 株式会社山陽新聞社