初夏の川面に大輪の花咲く 新潟五泉市・咲花温泉で4年ぶり「水中花火大会」

大輪の花火が阿賀野川の水面を彩った咲花温泉水中花火大会=6月9日、五泉市

 新潟県五泉市の咲花温泉で6月9日夜、阿賀野川を彩る「水中花火大会」が開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりの開催で、大輪の花火が初夏の川面を彩った。

 咲花温泉観光協会が主催し、39回目。辺りが真っ暗になった午後8時20分、ごう音と共に大輪の花が水面に開いた。温泉エリアの前を往復する小舟から花火が投げ込まれ、上がるたびに観客から大きな歓声が上がった。

 阿賀野川に面した堤防に設けられた観覧席には旅館の宿泊客などが訪れ、目の前で上がる華やかな花火にくぎ付けに。温泉の対岸に設けられた一般観覧場所も含め、2千人が楽しんだ。

 家族と訪れた新潟市秋葉区の男子小学生(9)は「花が咲いたみたいですごくきれいだった」と話していた。

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