女子バレーJTマーヴェラスの選手がオススメ! 西宮や尼崎などの名店、名所紹介マップ 阪神電鉄とコラボ

マップでいちおしの店を紹介する塩出仁美選手(左)と高橋茉莉奈選手=宝塚市内

 バレーボールVリーグ1部(V1)女子のJTマーヴェラスは、練習拠点の兵庫県西宮市やホームゲームを開く同県尼崎市など阪神電鉄沿線にある店や名所を紹介する周遊マップを作った。選手がオフの日を利用し、街を歩いて発見した「とっておき」を盛り込んだ。阪神電鉄の主要駅などに置かれている。(浮田志保)

 チームは普段、西宮市の阪神今津駅から徒歩10分ほどの体育館で練習する。リーグ優勝を重ね、日本代表を何人も輩出してきた強豪だが、地元での認知度がなかなか高まらないのが悩みのたねという。

 そこで少しでもチームや選手を身近に感じてもらおうと、沿線住民へのPRを強化。「#そろそろ地元に愛されたい」などと記した「自虐ポスター」を阪神電鉄の駅や車内に掲示するなどしてきた。

 マップもその一環で、阪神電鉄と共同で企画し、1万5千部を制作した。A4判4ページのマップには「いろいろな種類のパンがたくさんあって全部おいしい」「四季折々に変化する自然に癒やされる散歩道」などといった選手からのコメントが付く。マップにあるQRコードを読み取り、アンケートに答えると、ホテルの利用券や選手のサイン入りボールが抽選で当たる。

 今春から無料で配布しており、中身を見た人からは「西宮で練習していることを初めて知った」「拠点が西宮でうれしく、応援したい」といった声が寄せられているという。広報担当の城村千佳さん(32)は「優勝を目指す上で地元のみなさんの応援が選手の励みになる。マップを通して選手やチームに親しんでもらえるとありがたい」と話している。

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