青森市の「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は10日、男性ハネトのナンバーワンを決める「ミスター跳人(はねと)コンテスト」を同施設で開いた。跳ね方の美しさやかけ声、ねぶた祭に懸ける情熱などを審査した結果、神奈川県小田原市の会社員村山健一郎さん(44)が最高賞のミスター跳人グランプリに輝いた。村山さんは2019年に続いて2度目のグランプリ受賞。
今年で10回目となるコンテストには、県外在住者7人を含む3~59歳の20人が参加。市経済部交流推進課の細田美代子主幹ら女性5人が審査員を務めた。
ハネト歴16年の村山さんは「足で跳ねるのではなく、心で跳ねようと気持ちを込め、じゃわめぐ感情を表現できた。今年は制限のない祭りになるので、ねぶたの本物の楽しさを伝えたい」と意気込みを語った。
このほか、青森市の会社員工藤慎司(ちかし)さん(41)と、東京都の鉄道整備士佐々木将之介さん(30)がミスター跳人に、同市の川村蒼星(そら)君(浜館小2年)が審査員特別賞に選ばれた。