愛猫から飼い主へ…『旅立つ前に伝えたい』メッセージ3つ

愛猫が飼い主に『旅立つ前に伝えたい』メッセージ

猫は人間の言葉は話せませんが、最期の瞬間に飼い主に伝えたいメッセージがあるとしたら、どのようなことなのでしょうか。

1.心配しないで

猫は一般的に体調が悪い時や旅立つ前には姿を消すといわれています。大好きな飼い主さんと傍にいたいと思っていても、自立心の強い猫はひとりで旅立つ準備をしようとするでしょう。

甘えん坊な面も知っている飼い主さんとしては、身を隠そうとする愛猫の姿を見ると心配になってしまいますが、猫は回復するためにそっとしておいてもらうことを望んでいるのかもしれません。

猫の様子を見守りつつ、最期まで居心地よく過ごさせてあげましょう。

2.甘えさせてほしい

猫が心身に大きな負担を抱えている時は、いつもより甘えん坊になることがあります。いつも一緒に過ごしてきた飼い主さんは、猫にとって母猫同然の存在です。旅立ちまでの間は不安な気持ちになるので、飼い主さんとできるだけ穏やかな時間を過ごそうとします。

最期は甘えながらも、大好きな気持ちを懸命に伝えようとするでしょう。

3.最期は笑顔が見たい

旅立つ前の猫は、衰弱しているはずなのに、突然元気を取り戻したかのような姿を見せることがあります。

例えば、大きな声で鳴いて何かを伝えようとしてきたり、急に体を動かしたりと、飼い主さんを驚かせることも少なくありません。

猫は飼い主さんの嬉しい時の顔や悲しい時の顔を知っています。残された僅かな時間でも飼い主さんを喜ばせ、安心させようとしているかのようです。

愛猫の旅立ち前の行動

猫の旅立ち前は、飼い主さんと離れる寂しさや不安な気持ちを抱いていても、なるべく弱った様子を見せようとしません。

猫によって性格や過ごしてきた環境によって違いはあるものの、旅立ち前の猫には、以下のような行動が多く見られます。

  • 姿を消す
  • 飼い主に甘える
  • 大きな声で鳴く
  • 元気を取り戻す

「弱っているのに姿を隠す」「衰弱していた猫が突然元気になった」というような、猫の状況からは考えられない行動をとる場合があります。自分を大切にしてくれた飼い主さんに伝えたいメッセージは共通しているのかもしれません。

まとめ

猫は自分の気持ちに正直で感情表現がとても豊かな動物です。言葉で気持ちを伝えることができなくても、それぞれの猫が旅立つ前に行動や態度で気持ちを精一杯伝えようとしています。猫が飼い主さんに対して最期に伝えたいのは、「悲しむよりも笑顔でいてほしい」ということなのかもしれません。

愛猫は飼い主さんへの感謝の気持ちが届き、虹の橋を渡るまで穏やかに見届けてもらえることを望んでいます。愛猫が旅立てば会うことはできませんが、残してくれた思い出はいつまでも私たちの宝物です。

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