『気が強い小型犬』4選!そう言われている理由と飼う時に注意すべきポイントとは?

1.チワワ

人気犬種ランキングでは常に上位に入るチワワ。小さな体と丸みのある顔、愛くるしい大きな瞳という、その守ってあげたくなるようなキュートな見た目に反して気が強い犬種とされています。

勇猛果敢で警戒心が強い子が多く、よく吠えるので番犬向きといわれています。愛情深い性格で飼い主さん家族には甘えん坊です。しつけしやすいですが、頭がよくプライドが高いところから油断するとわがままになってしまうことも。

かなり小柄で運動量はそう多くありませんが、遊び好きで活発な性格ですし、ストレス解消や社会化のためにも散歩は必要です。目安は1回10~20分の散歩を1日に2回程度と、比較的短めなので飼いやすそうですね。

寒さに弱い犬種なので、室温管理や散歩には服を着せるなど寒さ対策には注意が必要です。

2.スコティッシュ・テリア

ふさふさな眉毛とひげが特徴のスコティッシュ・テリア。いわゆるテリア気質を持っている犬種で、独立心旺盛で負けん気が強く、「こうと思ったら曲げない」という気の強い性格です。

気難しい一面もあり、根気よく正しくしつけをできる犬を飼い慣れている中級者以上の方向けの犬種です。頑固ですがわがままではなく、どちらかというとクールなタイプで飼い主さん家族には忠実に尽くしてくれます。

猟犬として使役されてきた歴史があり、小型犬ですが運動量の確保が重要です。散歩だけでなくボール遊びや引っ張りっこ遊びで狩猟本能を満たしてあげましょう。

毛玉ができやすいため、こまめなブラッシングと定期的なトリミングが必須となります。

3.ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャーも気が強い犬種といわれています。短い被毛と長くすらっとした四肢、引き締まった胴体が特徴です。小さなドーベルマンといった見た目ですが、ドーベルマンを小型化したわけではなく、むしろミニチュア・ピンシャーの方が古くからある犬種です。

明るくエネルギッシュな性格で、飼い主さん家族には甘えたがる傾向にあります。自分よりも何倍も大きい犬や人間に向かっていくほど勇敢です。その反面、動くものや音のような外部からの刺激に過敏で興奮しやすく、吠えたり、追いかけまわしたりすることもあり、気は強いけれど繊細な一面も。

無駄吠え癖・噛み癖がつきやすく、また「脱走の芸術家」という異名が付くほど冒険心旺盛でいたずら好きなので、犬初心者さんにはコントロールが難しい犬種です。信頼関係を築き、しっかりとしつけをしていく必要があります。

短毛で脂肪も少ない傾向があるので、寒さ対策をしっかりとしてあげてくださいね。

4.柴犬

日本原産で天然記念物にも指定されている柴犬。猟犬として使役されてきた犬種で、タフで闘争心が強く、自分の頭で考える自立心の強い性格の子が多い傾向にあります。

飼い主さん家族には忠誠心が強いですが、過度なスキンシップは苦手でベタベタ甘えるタイプではなく、ある程度のパーソナルスペースがあったほうが快適に過ごせるタイプです。あっさりとしていつつも、たまにデレるところに魅了されて「次に飼うならまた柴犬がいい」という方も多いです。

慎重な性格で警戒心も強いため、新しいものや変化が苦手で、順応するのに時間を必要とする傾向にあります。

小型犬ですが、野山をかけまわる猟犬がルーツなのでしっかりと運動させてあげましょう。少し飽きっぽいところがあり、しつけは根気よく少しずつやっていく必要があります。換毛期にはもう1匹柴犬ができるといわれるくらい抜け毛が出るので、こまめなブラッシングがマストです。

まとめ

今回は気が強いといわれている小型犬を4種類ご紹介しました。タフだったり独立心旺盛だったりと、可愛らしい小さな見た目とはギャップのある性格にびっくりされた方も多いのではないでしょうか。

もちろんこの犬種だからかならず気が強いというわけではないので、もし犬を飼うなら、その子自身にどういった傾向・特性があるのかをしっかり理解してあげてくださいね。

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