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3月にマドリードでオープンした初のF1公式巡回展『F1 Exhibition』は、大きな成功を収めている。チケットの売上では早くもスペイン最大の企画展となっており、開場した月には前例のない数のファンが訪れた。また週末のチケットは、早々に売り切れとなる状態だ。
当初、市内にあるバラハス空港近くにあるIFEMA施設での展示は6月で終了する予定だった。しかし主催者によると「驚異的な需要」があるため、7月16日まで延長されると発表された。
フェラーリF1ドライバーのカルロス・サインツと、以前ロータスおよびルノーの開発ドライバーを務めていたカルメン・ホルダは、故郷で開催中の展示を訪れた。
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「F1ファンは絶対見るべきだ」とサインツは語った。
「F1や僕たちがやっていることについて、もう少し理解したいと思っている人たちもね。この展示でのF1史の紹介は洞察に満ちていて面白い。普段は見ることが非常に難しい素晴らしいコレクションアイテムがあるし、F1の最も象徴的な人たちの、とても興味深いインタビューもある」
同展では、2020年のバーレーンGPで大クラッシュしたロマン・グロージャンのハースの残骸が一般公開されている。シャシーが展示されているのは『サバイバル』と名付けられた専用の展示室で、大規模なビデオ・インスタレーションによって、これまで公開されなかったクラッシュの映像も映し出されている。サインツはこの展示に影響を受けたことを認めている。
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「僕の意見では、一番衝撃的だったのはもちろんロマン・グロージャンの焼け焦げたシャシーだ。これは、現代のあらゆる安全対策をもってしても、このスポーツがどれだけ危険であるかということに気付かせてくれる。そして僕たちドライバーが、毎回レースに出るたびに、どのような状況にさらされているかも思い出させるね」とサインツは語った。
展示はこの後、マドリードからミラノへ移る予定だ。