温泉街に軽快ジャズ 富山県黒部市の宇奈月温泉

総湯「湯めどころ宇奈月」でのライブで、軽快なジャズを響かせるバンド=黒部市宇奈月温泉

 ジャズイベント「スパジャズウナ2023」が10日、富山県黒部市宇奈月温泉で始まった。県内外のバンドやプレーヤーによるライブがあり、温泉街一帯に軽快な音色を響かせた。11日まで。

 宇奈月温泉開湯100周年と黒部市芸術創造センター・セレネの開館30周年を記念し、音楽で温泉街を盛り上げようとセレネが企画した。

 総湯「湯めどころ宇奈月」や富山地方鉄道・宇奈月温泉駅前では無料の「まちなかかけ流しライブ」があり、県内バンドを中心に4組が交代で出演した。

 社会人バンド「ディキシー・ビーンズ」は「リンゴの木の下で」や「世界は日の出を待っている」を披露。メンバーが「ステップを踏める曲です」などと紹介し、プロのプレーヤーが参加する場面もあった。愛好家や観光客が聴き入った。10日夜は、セレネでピアニストの海野雅威(うんのただたか)さんと林正樹さんによるスペシャルライブが行われた。

 11日は、飛び入り参加できるフリージャズセッションステージや、「歌うピアニスト」として知られる高浜和英さんのライブ&トークがセレネである。問い合わせはセレネ、電話0765(62)2000。北日本新聞社後援。

富山地方鉄道宇奈月温泉駅前でもライブがあり、観光客らが足を止めて演奏に聞き入った

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