巨大アヒル、空気が抜けてつぶれる

オランダの芸術家ホフマン氏が創作した巨大な黄色いゴムのアヒル(ラバー・ダック)が10年ぶりに香港にやってきたが、2羽のうち1羽は6月10日昼に突然空気が漏れてつぶれた。同日の香港メディアによると、金鐘のタマール公園の岸に停泊していたラバー・ダックのうち1羽が同日午後1時50分に突然空気が漏れてつぶれた。現場でラバー・ダックを見ていた人たちの中には叫び声を上げる人や、突如起きた状況にあぜんとする人もいた。ある市民は写真を撮ろうとしていたところ、左側のラバー・ダックが突然収縮して、あっという間につぶれたと証言。展示初日から不吉と述べていた。もう1羽は異常がないため、現場では大勢の人たちが引き続き撮影をしていた。主催者によると、暑さによって気圧が上昇しラバー・ダックの表面が張りつめることから、人為的に空気を抜いてリスクを避けることを決めたという。つぶれたラバー・ダックは夜まで海面に浮かんだままだったが、傍らにクレーン船が停泊し、午後6時20分に数人の作業員が上に乗って作業し、8時30分にいったん海面から引き揚げられたが10時に展示照明が落とされた後も作業が続けられていた。

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