2024年に放送されるNHK大河ドラマの第63作「光る君へ」（日時未定）。主人公・紫式部（まひろ）役の吉高由里子が、5月28日の京都市内でのクランクインに続き、岩手県奥州市でロケに参加した。
「光る君へ」は、貴族文化が花開いた平安時代を舞台に、世界最古の女性文学と言われる「源氏物語」を生み出した紫式部の人生を描くもの。脚本は、同局の大河ドラマ「功名が辻」や連続テレビ小説「ふたりっ子」、「セカンドバージン」など、数多くのヒット作を手掛けてきた大石静氏が担当する。
岩手ロケでは、紫式部（まひろ）が「五節の舞」に出席し、姫たちと共に舞を披露する場面など、若き日のまひろのシーンの撮影が行われた。
吉高は「今まで演じてきた時代設定と比べ、平安時代は世界観がはるかに異なるので、新鮮な気持ちで撮影に臨んでいます。今回のロケでは『五節の舞』という神事を舞う場面を演じたのですが、とても優美な風景で、まるで自分も平安時代にワープしたかのような引き込まれ方をしました」と感想を述べた。
そして、「これから1年以上の長い撮影期間が本格的に始まります。この時代を舞台に演じる機会は、一生に一度あるかないか。私も初めての経験なので未知の世界に踏み込むことになりますが、キャスト・スタッフ含め、一人一人の連帯感を大切に、この作品をますます輝かせていけたらいいなと思っています」と気を引き締めている。
