同組選手におにぎりとせんべい 古江彩佳は5打差で最終日へ

具の好みも考慮し塩おにぎりとせんべいをプレゼント(撮影/中野義昌)

◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 2日目(10日)◇シービュー ベイコース (ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)

前日に同組で回るマチルダ・カストレン(フィンランド)とポーラ・クリーマーとの交流を図った古江彩佳は1番ティで、おにぎり1個とせんべい2枚をそれぞれにプレゼントした。「きのう、話している中で(カストレンから)『おにぎり、ちょーだい』って言われて。ポーラ選手もお菓子が好きって言っていたので、お母さんに聞いて用意してもらって」。ツアー参戦2年目にして、海外選手と会話する姿は身近な光景になりつつある。

序盤はなかなか入らないパッティングや舞う風と格闘。ようやく8番で約6mのパットを沈めて、バーディを先行した。「いい流れを持っていければ」と臨んだ9番はパーで折り返したが、10番で2つ目のバーディを奪って後半に入った。

好調をキープして最終日へ(撮影/中野義昌)

ポアナ芝の難しさは変わらず、11番(パー3)はパーパットを沈め切れなかったが、12番でバウンスバックし「ボギーの次のホールでバーディを取るには気持ちの切り替えをしっかりしないといけないので、あそこでバーディを取れたことはすごくうれしかった」と納得した。

「前半は難しいホールも多くて我慢のゴルフだったけど、うまく耐えられて。きのうの方がショットで短い距離につけられていたけど、きょうはきょうでバーディチャンスが少なかったにしては『できた』方だと思う」。初めて出場した前年大会は初日「69」、2日目「72」の1アンダーで最終日を迎えた。一年を経て、予選2ラウンドをともに「68」とスコアを伸ばして通算6アンダーからのラスト18ホール。首位とは5打差の10位で、優勝を狙える好位置にはつけている。

ジュニア時代から見ていたポーラ・クリーマーとグータッチ(撮影/中野義昌)

「いまのところ順調に来ているので、バンピー(跳ねる)なグリーンですけどビッグスコアを出せるように、上に追いついていけるように頑張りたい」と意気込んだ。(ニュージャージー州ギャロウェイ/石井操)

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