中国、19年からスパイ施設 キューバで情報収集と報道

米国と中国の国旗(AP=共同)

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は10日、ホワイトハウスの話として、中国が少なくとも2019年からキューバにスパイ基地を置き、情報収集を続けていると報じた。ホワイトハウスが同日、中国は以前から世界各地で情報収集施設を拡充し、キューバにも既に施設があるとの見方を示したとしている。

 同紙は8日、中国が米国の情報を収集するためキューバにスパイ施設を置く計画だと伝えたが、米政府は「不正確だ」と否定。ホワイトハウスは10日、中国の動向は「継続中の案件で、新たな動きがあったわけではない」とし「報道内容は、われわれの理解と一致しない」と指摘したという。

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