東京おもちゃショー2023開幕 進化系デジタルトイに多様性おもちゃ登場

日本最大規模のおもちゃの見本市「東京おもちゃショー」が、江東区の東京ビッグサイトで開幕しました。今年のトレンドは、進化したデジタルトイやSDGsに配慮したおもちゃです。

約3万5000点のおもちゃが集結する、東京おもちゃショー。主催する日本玩具協会によりますと、おもちゃ市場はコロナ禍の巣篭もり需要の影響もあり、昨年度9525億円と過去最高を更新しました。

中でも注目されるのが、先端にLEDが付いたパネルが上下することで、キャラクターが浮き出ているように見える仕組みで、新感覚のデジタルペットとなっています。そのデジタルペットの先がけといえば、「たまごっち」。来月、世界同時発売となるたまごっちの最新版は、メタバース空間で世界中のユーザーとキャラクターを通してコミュニケーションが楽しめます。

一方、会場には多様性に配慮したおもちゃも。お人形のメルちゃんシリーズには「くるまいす」に乗ったバージョンが登場。担当者は「足の不自由な人にとって、くるまいすは生活の一部ということが自然に伝われば」と話しています。

東京おもちゃショーは6月11日(日)までで、今年は4年ぶりに一般公開され、約9万人が訪れる予定です。

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