大勢の前は俺に任せろ!復帰後初の回またぎを1.2回0封で5戦連続0封と安定感抜群の巨人勝利の方程式入り期待の左腕とは!?

中川皓太が復帰後初の回またぎで1.2回を無失点

6月10日、paypayドームで行われたセ・パ交流戦のソフトバンクホークス戦に、読売ジャイアンツ5番手・鈴木康平に代わり、6番手でマウンドに上がった中川皓太は、1回2/3を28球で2安打無失点2奪三振。復帰後初の回またぎで無失点投球を披露し、5試合連続無失点を記録。巨人の勝利に大きく貢献した。

近藤健介の2ランホームランで2点差とされた直後の7回、1アウト走者なしの場面で登板した中川皓太は、柳田悠岐を6球目スライダーで空振り三振に切って取ると、栗原陵矢も4球目127kmスライダーで空振り三振。鈴木康平が作った悪いムードを見事に火消しした。

中川皓太のスライダーが、追い上げムードに沸くタカ打線を黙らせた。

さらに8回、1軍復帰後初となる回またぎで続投した中川皓太は、先頭打者の柳町達にレフト前ヒットを浴びたが、甲斐拓也を6球目145kmストレートでレフトフライ、野村大樹を4球目スライダーでサードライナー、中村晃を5球目144kmシュートでセカンドフライに打ち取り、後続を3人で仕留めた。

中川皓太は昨シーズンの開幕前に腰痛を発症し、一度も登板できず、今年は育成契約から再出発していた。4月28日のイースタンリーグの日本ハムファイターズ戦で532日ぶりの実戦復帰を果たし、5月15日に支配下復帰。17日のヤクルトスワローズ戦で1軍復帰を果たしていた。

復帰後初の回またぎを成功させ、5試合連続無失点の好投を見せる中川皓太が大勢に繋ぐ巨人の勝利の方程式の一角として、躍動できるか注目だ。

© 株式会社日本文芸社