神戸大医学部付属病院(神戸市中央区楠町7)に隣接した敷地に6月1日、同大の新たな福利厚生施設がオープンした。大学関係者用の武道場や会議室、ホールのほか、病院利用者や地域住民も使うことができる飲食店やドラッグストアも備わる。
新施設は、同大楠キャンパス内にあり、医学部の卒業生らの寄付によって建てられた「神緑会館」の跡地に完成した。ホールや会議室といった同会館の機能と、キャンパス敷地内にあった福利厚生棟の機能を統合しており、7階建てで延べ床面積は約6700平方メートル。
1~3階には、誰でも利用できる回転ずしやカフェ、食堂が入居し、開放的な雰囲気となっている。オープンに先立ち開かれた記念式典では、藤澤正人学長が「近隣住民にも利用してもらい、地域に開かれた医学部にしたい」と語った。(勝浦美香)