大宮で恐怖…歩く27歳男性の首にナイフ当てた男、財布奪って逃走し逮捕 金なくなり、うろついて男性に照準

大宮区の路上強盗、容疑の63歳男を逮捕

 埼玉県さいたま市大宮区の路上で男性がナイフで脅され、現金などが奪われた事件で、大宮署は9日、強盗の疑いで、住所不定、無職の男(63)を逮捕した。

 逮捕容疑は5月21日午前1時ごろ、さいたま市大宮区土手町1丁目の路上で、徒歩で帰宅途中だった男性(27)に背後から近づき、ナイフを首元に突き付け、「動いたら殺す、金出せ」と脅迫。その際にバッグから落下した現金約2万円やキャッシュカードなどが入った財布1個(時価約2千円相当)を奪った疑い。

 署によると、同日午前1時5分に被害男性が自ら110番した。現場周辺の防犯カメラ映像の精査などから男が浮上。春日部市内の関係先で発見し、任意同行を求めた。男性とは面識がなく、防犯カメラには犯行前に周辺をうろつき、物色するような様子が映っていたという。

 男は容疑を認め、動機について「生活するお金がなかったため、強盗した」と供述しているという。

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