千葉県は9日、農林総合研究センター（千葉市緑区）の男性職員が市道でナンバーのない農作業用の運搬車を運転したと発表した。県は、同センターの複数の職員が同様の行為を以前から行っていた可能性が高いとして、詳しく調べる。
県によると、男性職員は8日午前10時ごろ、同センター敷地を横切る市道で同車両を運転。荷台に草刈りの機材を積んでおり、畑の管理のため同センター内を移動中だったらしい。目撃者が県警に通報した。同センターは昨年7月、市道を走行しないよう各職員に注意していたという。
農林水産部の染井健夫次長は「コンプライアンス意識が低かった。反省すべきこと」と謝罪。同部の出先機関が所有する車両の利用状況を確認し、法令順守を徹底するとした。
