オキシダント 動画やパネルで説明 環境の日ちなみ県立図書館で展示

光化学オキシダントなどを題材に環境問題を取り上げている岡山県立図書館の展示

 「環境の日」(5日)にちなみ、夏場に濃度が上昇しやすい光化学オキシダントなどを題材に環境問題への理解を深めてもらおうという展示が岡山県立図書館(岡山市北区丸の内)で開かれている。18日まで。

 1階入り口近くにコーナーを設け、動画やパネルで光化学オキシダントについて説明している。動画(3分30秒)は岡山県公認のアニメ風CGキャラクターが出演し、車の排ガスや工場の煙に紫外線が反応して発生する仕組みを紹介。県の2016~20年の注意報発令日数が全国で3番目に多かったことにも触れながら、省エネに努めたり濃度の高い日は外出を控えたりして対策を取るよう呼びかけている。

 大気汚染や公害問題などを扱う関連書籍約80冊も集め、一部を除いて貸し出しもしている。

 同館と県環境管理課の連携企画。同館は「環境汚染から身を守り、解決に近づけるために何ができるか考えるきっかけにしてもらえたら」としている。

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