マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカーが大願成就を喜んだ。
シティは10日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝でインテルを1-0で破り、クラブとして初のビッグイヤーを手に。悲願の欧州制覇とあって喜びもひとしおだが、プレミアリーグとFAカップを合わせ、イングランド勢として24季ぶりのトレブルという歴史的偉業も成し遂げた。
先発落ちしたが、82分から出場して歓喜の瞬間をピッチで迎えたウォーカーもイギリス『BT Sport』で感激した。
「感無量だ。自分が言葉を失ったりなんてそうないけどね。このクラブで成し遂げるという夢が叶ったんだ。トレブルなんて信じられないよ」
「プレーしていない時はいつだってがっかりだけど、もう33歳。若手の手本になるんだ。このクラブは僕にとっても重要な存在。僕がさせてもらった経験はずっと恩にきる」
「彼らがプレーに出ていく前にスピーチをしたんだ。『僕の夢はお前らの手の中だ』ってね。プレッシャーなんてない」
「インテルの方がふさわしいとか、僕らの方が値するとは言えない。僕らは両チームとも実力でここまできている。そのなかで、敗者が必ずいるんだ」
「感情もひと役を買ったね。あの場に居合わせれば、そうなるのも当然だ。前回は準優勝だったから、優勝できたのは素晴らしいことさ」
また、「僕は夢を生きている。今日はママとパパがスタンドにいるんだ。シェフィールドから出てきて簡単ではなかった」と両親に感謝した。
「ママがアイスクリームを買うのに1ポンドすら持っていなかったのを覚えている。こうして(ビッグイヤーを)一緒に掲げられたのを心から感謝する」