元世界王者の高山勝成が判定勝ち 約2年ぶりの復帰戦

ジョエル・リノ(右)を攻める高山勝成=京都市KBSホール

 ボクシングの元世界ミニマム級王者で40歳の高山勝成(石田)が11日、京都市KBSホールでのライトフライ級8回戦でジョエル・リノ(フィリピン)に3―0で判定勝ちした。約2年ぶりの試合を白星で飾り「もう一度世界タイトルを獲得するために戻ってきた」と威勢良く話した。

 1週間前の練習で負傷した右腕が思うように使えず苦戦。6回にはダウンを奪われた。「満足はできていないが、復帰戦としては、この内容ならいいかな」と語った。

 高山は東京五輪挑戦のためアマチュアに転向した異色の経歴を持つ。プロに復帰し、2021年5月にライトフライ級の世界王座に挑んで9回TKO負けして以来の試合だった。

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