【函館SS】横山武「馬に助けられました」キミワクイーンが重賞初V

11日、函館競馬場で行われたG3・函館スプリントステークスは、3番人気のキミワクイーンが見事な差し脚を繰り出して、嬉しい重賞初制覇を飾った。ハイペースの展開を中団から機を伺い、力強く強豪各馬を差し切った。

函館SS、勝利ジョッキーコメント
1着 キミワクイーン
横山武史騎手
「僕自身小さい頃からよく北海道は遊びに来ていて第2の地元といってもいいくらい北海道が好きなので、そこで初めて重賞を勝てたということは本当に嬉しかったですし、何よりキミワクイーンが本当に頑張ってくれました。外枠を引いてしまったので、ちょっと立ち回りがどうかな、難しいかなと思っていたんですけど、ペースも流れましたし、外を回されましたけど、馬がよく辛抱してくれて最後いつも通り良い決め手を使ってくれました。開幕週でしたし、ちょっと前どうかなというところではあったんですけど、やっぱり素晴らしい馬ですね。いつもほんとに堅実に走ってくれますし、ほんと真面目で馬に助けられました。前走乗せていただいた時に奥村先生と話して、北海道スプリント良いんじゃないかという話をご提案させていただいて、それを先生も受け入れてくださって、厩舎サイドと順調に馬をつくってこれたので、そういう意味でも余計嬉しかったです。ちょっと取りこぼしてしまったレースもあるんですけど、今のところ沢山勝たせていただいて、ファンの皆様の応援であり、馬の頑張りでもあり、関係者の方々の支えのおかげでもあるので、これからも引き続き精進して頑張りたいと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

11日、函館競馬場で行われた11R・函館スプリントステークス(G3・3歳上オープン・芝1200m)は、横山武史騎乗の3番人気、キミワクイーン(牝4・美浦・奥村武)が勝利した。3/4馬身差の2着に5番人気のジュビリーヘッド(牡6・栗東・安田隆行)、3着に1番人気のトウシンマカオ(牡4・美浦・高柳瑞樹)が入った。勝ちタイムは1:08.2(良)。

2番人気で池添謙一騎乗、ブトンドール(牝3・栗東・池添学)は、5着敗退。

ロードカナロア産駒

横山武史騎乗の3番人気、キミワクイーンが重賞初制覇を飾った。道中はハイペースの中団から。前を深い追いすることなくしっかりと末脚を温存、折り合いよく直線勝負で、4コーナー付近から外へ持ち出されると、馬場の真ん中から力強く差し脚を伸ばして悠々差し切った。

キミワクイーン 11戦5勝
(牝4・美浦・奥村武)
父:ロードカナロア
母:チェリーペトルズ
母父:ダイワメジャー
馬主:浦邊輝實
生産者:追分ファーム

【全着順】
1着 キミワクイーン 横山武史
2着 ジュビリーヘッド 西村淳也
3着 トウシンマカオ 鮫島克駿
4着 カイザーメランジェ 吉田隼人
5着 ブトンドール 池添謙一
6着 ディヴィナシオン 松田大作
7着 ヴァトレニ 幸英明
8着 リバーラ M.デムーロ
9着 ムーンプローブ 北村友一
10着 ウォーターナビレラ 武豊
11着 サトノアイ 富田暁
12着 カルネアサーダ 角田大和
13着 レイハリア 亀田温心
14着 ヴィズサクセス 岩田康誠
15着 テイエムトッキュウ 津村明秀
16着 ジャスパークローネ 浜中俊

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