沖縄ファミマに「食品回収箱」 フードドライブで困窮者支援 那覇の3店舗

 沖縄ファミリーマート(野﨑真人代表取締役社長)が12日から那覇市内の3店舗で生活困窮者への食料支援の取り組み「ファミマフードドライブ」を開始する。野﨑社長らは8日、同市金城の市総合福祉センターで、協力パートナーである市社協の新本博司会長らと食品の提供に関する合意書の調印式を行った。

 フードドライブを実施する店舗は直営店である国際通り入口、牧志二丁目、那覇高校前店。

 地域住民らが家庭にある食材を対象店舗に設置された回収ボックスに寄付し、社協の地域職員らが回収して支援を必要とする人に提供する。寄付可能な食品の条件は(1)未開封で破損していない(2)賞味期限まで2カ月以上ある(3)常温保存可能な食品。

 野﨑社長は「気軽に社会貢献活動に参加していただきたい」と呼びかけた。市社協の新本会長は「コロナの影響で孤立化し困窮する人が増えている。困窮世帯を地域全体で考えなければいけない」と課題を念頭に支援の取り組みに感謝した。受付可否が不明な食品の問い合わせは市社協、電話098(857)7766まで。(西田悠)

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