13位の中上貴晶「接地感に苦しんだが、ブレーキングの感触は悪くなかった」/第6戦イタリアGP決勝

 6月11日、2023年MotoGP第5戦フランスGP MotoGPクラスの決勝がイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は13位でチェッカーを受けた。

 決勝日のムジェロ・サーキットは雲が多く広がる天候となり、気温27度、路面温度43度のドライコンディションで決勝レースが始まった。土曜日のスプリントレースでの雪辱を果たすべく決勝レースに挑んだ中上は、フロントにハード、リヤにソフトタイヤを選択した。

 16番グリッドからスタートした中上は、15番手でオープニングラップを終えると、翌周さらにひとつポジションを上げる。しかし、中盤にかけてミゲール・オリベイラ(クリプトデータRNF・MotoGPチーム)とバトルを繰り広げた末、15番手にポジションを戻してしまう。その後は転倒があったこともあり、中上は13番手へとポジションを上げると、そのまま最後まで守り切ってチェッカーを受けた。

 スプリントレースでは厳しい戦いとなったが、決勝レースではポイントを獲得。次戦の第7戦ドイツGPは連戦となっているが、中上は今季ベストの9位を凌ぐシングルフィニッシュとポイント獲得に向けて、準備を進めていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(決勝:13位)
「レースウイークを通じて厳しい戦いとなりました。今日はフロントの接地感に苦しみましたが、ブレーキング時のフィーリングは悪くなかったので、最終的にポイントを獲得することができました」

「ムジェロは好きなサーキットなので、期待したような結果を残すことはできず残念でした。続く、ドイツとオランダでは、今回のデータを分析して全力で挑みます」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第6戦イタリアGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第6戦イタリアGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第6戦イタリアGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第6戦イタリアGP 決勝
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2023MotoGP第6戦イタリアGP 決勝

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