テイラーが母国のナショナルオープン制す マキロイ3連覇ならず

カナダ勢として69年ぶりにナショナルオープンを制したニック・テイラー(Minas Panagiotakis/Getty Images)

◇米国男子◇RBCカナディアンオープン 最終日(11日)◇オークデールG&CC(カナダ)◇7264yd(パー72)

72ホールを終えて通算17アンダーの首位で並んだニック・テイラー(カナダ)とトミー・フリートウッド(イングランド)のプレーオフに突入。4ホール目で制したテイラーが69年ぶりとなる地元カナダ勢のナショナルオープン覇者となり、3年ぶりのツアー通算3勝目に花を添えた。

3打差を追ってスタートしたテイラーは8バーディ、2ボギーの「66」をマークし、単独首位に立ってホールアウト。最終組を回るフリートウッドに追いつかれてプレーオフに持ちこまれたが、18番(パー5)に戻った4ホール目にテイラーが約20mのイーグルパットを沈めて決着。劇的な幕切れに会場は熱狂に包まれた。

完全“アウェー”の中でプレーオフを戦ったフリートウッドは惜敗。DPワールドツアー(欧州ツアー)6勝を挙げながら、手が届いていないPGAツアー初タイトルはまたもお預けとなった。

通算16アンダーの3位にティレル・ハットン、アーロン・ライ(ともにイングランド)、首位スタートから逆転を許したパン・チェンツェン(台湾)が続いた。

2位スタートのロリー・マキロイ(北アイルランド)は「72」と停滞し、通算12アンダーの9位タイで大会3連覇を逃した。

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