エーザイ株、2年ぶり高値 認知症新薬の米承認支持で

アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の製品イメージ(エーザイ提供)

 12日午前の東京株式市場でエーザイの株価が一時、前週末終値比660円(6.2%)高の1万1250円を付け、2021年6月30日以来、2年ぶりの高値となった。

 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が9日、エーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病の治療薬レカネマブの承認を支持する意見をまとめたことが買い材料となった。

 レカネマブは認知症の原因を除去する効果を証明し、1月に仮免許に当たる「迅速承認」を取得していたが、販売を継続できる本承認に道を開いた。

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