ブロック塀が倒壊するなどして28人が犠牲になった1978年の宮城県沖地震から45年となる12日、仙台市では県警や消防、陸上自衛隊による大規模な防災訓練を実施した。
М7.5、最大震度6強の直下型地震を想定した。市内の学校や企業でも、一斉に身を守る行動を取る訓練を開催。
県消防学校のグラウンドでは、避難所として使う公園の倒木を除去したり、仮設水槽を組み立てて給水車から水を入れる手順を確認したりした。
地震は78年6月12日午後5時14分ごろ発生。同県金華山沖を震源に仙台市や石巻市で震度5を観測し、犠牲者のうち18人は市街地のあちこちで崩れたブロック塀などの下敷きになった。