柳楽優弥が「オレは死んじまったゼ!」で幽霊役。長久允の完全オリジナル作品

柳楽優弥が、WOWOWで放送・配信が9月にスタートする連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」(日時未定)で主演を務めることが分かった。

「オレは死んじまったゼ!」は、未来に希望を持たず、ただただ無為に人生をやり過ごしている売れないホスト・桜田和彦(柳楽)が、ある日突然“死んじまった”ことから始まる“幽霊”ヒューマンドラマ。不慮の事故で命を落とし、自分と同じく成仏できずにいる個性的すぎる幽霊たちと一つ屋根の下で暮らす中で、ゴミみたいだと思っていた自身の人生を見つめ直し、人知れず抱えていた後悔と向き合っていく。

メイン監督を務め、完全オリジナルで全話の脚本を担当するのは、映画「そうして私たちはプールに金魚を、」(2017年)で、サンダンス映画祭の日本人初グランプリを受賞し、近年は森田剛主演の短編映画「DEATH DAYS」などでも話題を集めた長久允氏。柳楽とは初タッグの長久が、映画「写真の女」(21年)でデビューした串田壮史氏と共に、独自のエモーショナルな映像世界と小気味よいユーモアセンスで、幽霊たちのいとおしい日々を魅力的に描き出す。

俳優キャリア20年にして、初の幽霊役に挑む柳楽は「長久監督の『そうして私たちはプールに金魚を、』を見たことがあり、とても好きな監督だったので今回参加できてうれしかったです」と喜びを伝え、「映像表現に遊び心がある面や、監督のクリエーティブなセンスを感じる編集が好きなので、この座組のチームワークの中で、長久組ワールドに入れることにワクワクしました。僕が脚本を読み終わった後に感じた“不思議と前向きになる感覚”を、視聴者の皆さまにも感じていただける気がします」とアピール。

長久は「このたび、『FM999』に続いてWOWOWさんでオリジナルドラマを制作させていただくことになりました。それも主演に柳楽さんを迎えて! 最高です。ありがとうございます」と感激しつつ、「私は今まで生きるとか死ぬとかばかりを物語の中心に据えてきたのですが、あらためて、死んだ後について向き合って描いてみました。つまり幽霊の物語です。死んでから、どう生きていくか。という話です。幽霊ものですが、ホラーではありません。ある種のホームコメディーです。これから発表されるキャスト、スタッフの面々もとてもぜいたくな方々です。ぜひ、放送をお楽しみに!!」と明かしている。

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