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解体される予定の愛媛県警・松山東署の旧庁舎で12日、地震で取り残された人を助け出す想定の救助訓練が行われ、参加した警察官らが、手順を確認していました。
訓練は、高知県沖で発生した南海トラフ地震により、愛媛県松山市内で震度7の揺れを観測し、倒壊した5階建てビルに取り残された人を助け出す想定で行われ松山東署員のほか、県警の機動隊員や松山市消防局の救助隊員など、合わせて約60人が参加しました。
訓練ではまず、県警機動隊の隊員が、大型の電動ドリルでコンクリート製の壁に穴を開け、カメラで部屋の中の様子を確認したあと、エンジンカッターを使いドアを壊していきます。このあと消防隊員が、油圧ジャッキで障害物を取り除き、救助者を担架で搬送するまでの手順をチェックするなど、訓練を通して警察と消防の連携体制を確認していました。