チャットGPT、学生と意見交換 CEOのアルトマン氏

慶応大で学生を前に話すオープンAIのサム・アルトマンCEO=12日午後、東京都港区

 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が12日、東京の慶応大三田キャンパスで学生と意見交換した。「機械と人間が協力し合ってきた日本は、私にとって重要な国だ」と述べた。

 アルトマン氏は4月に日本を訪れ、岸田文雄首相と官邸で面会。自民党本部の会合に出席し、日本で事務所開設を検討していることや、チャットGPTの日本語対応能力の向上を進める考えを示していた。

 チャットGPTは質問や命令を入力すると、自然な文章で回答したり提案書を作成したりする。昨年11月の公開から2カ月で利用者は1億人を突破した。

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