F1が架空のチームの戦いを描くテレビドラマを共同制作へ。フェリシティ・ジョーンズが出演

 F1が共同プロデューサーを務めるテレビドラマシリーズが制作される計画であると報じられた。イギリスのスター女優フェリシティ・ジョーンズが主演およびプロデューサーとして関わるという。

 エンターテインメント業界のニュースサイト『Deadline』によると、グランプリレースの激しい勝負の世界を舞台にしたファミリードラマのTVシリーズ『One』において、F1が初めて脚本のあるテレビ番組に参入するということだ。

 このプロジェクトは、『Bedrock Entertainment』とハリウッドの著名な脚本家マーク・ファーガスおよびホーク・オストビーが主導、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『博士と彼女のセオリー』への出演で知られるフェリシティ・ジョーンズが出演すると同時に、プロデューサーとしても関わる。

『Bedrock』は、『バンド・オブ・ブラザース』のプロデューサーのトニー・トーと、『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』のエグゼクティブプロデューサーのダン・サックハイム、そしてITVスタジオ・アメリカによるジョイントベンチャーだ。

『Deadline』によると、フィクションとF1の現実世界を融合させた『One』は、「架空の一族経営のF1チームが、激しい個性を持ったさまざまなライバルたちと戦い、数百万ドルの金をめぐって争いながら上昇していく、波乱に満ちたストーリー」に焦点が当てられるという。

2023年F1第8戦スペインGP グリッド

 フェリシティ・ジョーンズは、「F1とのユニークでエキサイティングなパートナーシップに参加することを光栄に思います」と語った。

「激しい競争が行われるF1の世界では、常に手に汗握るドラマが展開されています。この世界を舞台にした番組を作るチャンスに恵まれて、とてもスリリングな思いです」

「マーク、ホーク、トニー、Bedrock Entertainment、そしてF1の全チームを含む才能あるチームとともに、このストーリーをスクリーンに届けることができるのは、とても光栄なことだと感じています」

『Bedrock』のトニー・トーは次のように付け加えた。「『One』は、F1の巨大な領域とスケールを捉えながら、このユニークな世界にいるキャラクターたちと、偉大で複雑なスポーツの舞台裏での出来事を伝えたいという、我々の共通の情熱によって進められてきた」

「フェリシティが永続的なコミットメントと才能を我々にもたらしてくれることに感謝している。また、F1のチームとの協業にも興奮を覚えている」

「マーク、ホーク、そして『One』のチームとともにこのグローバルなシリーズを実現するための仕事に取り掛かることを楽しみにしている」

「フェリシティは世界でも最も才能と魅力がある女優のひとりです」とF1のオリジナルコンテンツ担当責任者のイザベル・スチュワートはコメントした。

「私たちは彼女と、トニー、フィリップ、マーク、ホークとパートナーを組み、F1の世界の華やかさと高いプレッシャー、そして激しい競争が行われている内幕を、世界中の視聴者に届けることを大変うれしく思っています」

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