物流業界のイメージアップへトラックのデザイン一新/岡山市の両備HD【岡山市】

物流業界での人出不足や輸送量の減少が懸念される、いわゆる「2024年問題」ー。岡山市の両備HDは6月12日、業界のイメージアップに取り組む決意を示そうと、およそ50年ぶりにトラックのデザインを一新しお披露目しました。
新しいデザインは、荷台の側面や後部に描かれた大きな「R」に穏やかな瀬戸内海をイメージした三角形の模様を重ね、爽やかなデザインです。
「きつい」「汚い」「危険」な労働環境=「3K」などが叫ばれている物流業界。来年4月からは法改正によりトラックドライバーの年間の時間外労働時間の上限が960時間に制限されることで、人手不足や輸送量の減少などのいわゆる「2024年問題」に直面しています。
そうした問題に取り組むべく、両備HDは本年度、過去最大の昇給幅となる5%の給与アップを行ったほか、年間の休日日数も段階的に引き上げていくなど、トラック運転手の待遇改善を実施、業界の課題に先手を打った改革を目指しています。
新たなデザインのトラックは5月から稼働しており、両備HDは所有する450台すべてのトラックを向こう9年かけて入れ替えていきます。

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