「いりこ」の原料 燧灘でカタクチイワシ漁解禁 愛媛・四国中央

うどんやみそ汁などの料理には欠かせない出汁をとる際の「いりこ」
カタクチイワシの漁が愛媛県四国中央市沖の燧灘(ひうちなだ)で12日、解禁されました。

燧灘は国内有数のカタクチイワシの漁場で、12日に解禁日を迎えました。
県漁協川之江支所に所属する3組12隻の漁船も早朝から出港し、魚の群れを追いました。

漁では2隻の漁船で袋状の網をひいて獲物を囲いこみ、ワイヤを使ってゆっくりと引き上げ、それを残る2隻が港にピストン輸送します。

漁協によりますと今年のカタクチイワシは、体長およそ15センチと去年より1.5倍ほど大きいということです。
ここ2年の漁獲量が例年の半分以下に落ち込む中、今年は、3年前のおよそ500トンを上回る水揚げを期待しています。

(三好支所運営委員長)
「7月の中ごろになってみんと分らんのですけど、いい予感はしてます」

また港の施設では、水揚げされたばかりのカタクチイワシをいりこに加工し、「ひうち媛いりこ」の商品名で、県内外に出荷しています。

燧灘のカタクチイワシ漁は、8月一杯まで続く見込みです。

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