「3Kのイメージを払拭」両備がトラックのデザインを一新 2024年問題の対応へ決意 岡山

岡山市の両備ホールディングスは、運送事業者の人手不足などが懸念される、いわゆる「2024年問題」に対応する決意を示そうと、約50年ぶりにトラックのデザインを新しくしました。

(記者リポート)
「一新されたデザインのトラック車両です。キーワードであるRの文字が描かれています」

両備の頭文字でもある「R」は、「回復力」などを意味する「Resilience」と、「やりがいがある」などを意味する「Rewarding」を表しています。

2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に制限されるのに伴い、人手不足や物流の停滞など、いわゆる「2024年問題」が懸念されています。

デザインの変更は、この問題に対応する決意を示すもので、両備ホールディングスが12日、岡山市で新しいトラックを披露しました。

(両備ホールディングス/松田敏之 社長)
「物が届かないということが無いようにしていきたいという思いを込めてですね、このデザインを発表させていただきたい」

両備ホールディングスは、保有する450台のトラックを年間50台ずつ、9年かけて新しいものに変えていく予定です。

また、従業員の休日を増やすなど、職場環境の改善にも取り組み、人手不足にならないようにしたいと話しています。

(両備ホールディングス/松田敏之 社長)
「まずは3Kのイメージを払拭するために、このデザインを変えるっていうことも重要だというふうに思っています。3年から5年かけて、皆さまがより働きやすい環境を提供できるように頑張っていきたい」

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