旧優生保護法めぐる裁判 上告した原告側の支援団体が街頭活動

旧優生保護法の裁判をめぐり、被害者を支援する団体が問題の早期解決などを訴える街頭活動を行いました。

「裁判所は本当に被害者に向き合っているのか、私たちはこれはとんでもない被害だということをあれだけ訴えたのに」

この裁判は、宮城県に住む2人の女性が旧優生保護法の下で不妊手術を強制されたとして国に損害賠償を求めています。

1日の2審判決で仙台高裁は、原告側の控訴を棄却、原告側は判決を不服として9日に最高裁に上告しました。

上告の翌日となった10日、被害者を支援する団体や弁護団などが仙台市青葉区で街頭に立ち、チラシを配ったり人権を踏みにじるななどと書かれたボードを掲げたりして、問題の解決を呼びかけました。

支援団体及川智共同代表「いかに大きな人権侵害が行われてきたかと、是非知っていただきたいと思います」

© 株式会社東日本放送