元イタリア首相シルヴィオ・ベルルスコーニ氏が死去、ミラン会長として黄金期を築く

元イタリア首相でACミランの会長を長く務めたシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が86歳で亡くなった。各メディアが速報で伝えている。

イタリアのミラノに本部を置く大手メディアグループ『メディアセット』の創設者であるベルルスコーニ氏。

その絶大な影響力から“メディア王”とも評され、1986年にACミランを買収。潤沢な資本を投じてクラブの黄金期を築き上げた。

1990年代にはフォルツァ・イタリアを結党し、政界の道へ。過激な発言で物議を醸しながらも強力な指導力を発揮し、第50・56・57・59代と4期にわたってイタリアの大統領を務めた。

その後ミランを中国資本に売却したが、2018年にはミランと同じロンバルディア州のモンツァを買収し、昨シーズンには史上初となるセリエA昇格を決めた。

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ベルルスコーニ氏は今年4月に呼吸困難を訴えてミラノのサン・ラファエレ病院に緊急搬送され、慢性骨髄単球性白血病と診断された。

報道によると今月9日に検査入院をしていたが、12日朝になって容態が悪化したという。

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