高野連、式典誘導係は性別問わず 今夏の甲子園大会から

全国高校野球選手権大会の開会式で、プラカードを持って入場する式典誘導係=2022年8月、甲子園球場

 日本高校野球連盟は12日、全国選手権大会で今夏の第105回大会から、開閉会式などで国旗や大会旗、出場校のプラカードを持つ式典誘導係は、機会を平等にするため性別を問わず務めることが可能になったと発表した。

 式典誘導係は1949年の第31回大会から、会場の甲子園球場がある兵庫県西宮市の市立西宮高の女子生徒が務めてきた。今後は性別にかかわらず校内の選考会への応募が可能となり、男子生徒に門戸を広げるかたちとなった。

 主催者と協議してきた同校の油井光伸校長は「これからも社会の変化を反映した新しい大会をともにつくりあげる一助となるよう、協力していければ」とコメントした。

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