小田急藤沢駅橋上化と南北自由通路拡幅 市と小田急が協定、19日着工 「湘南の玄関口」回遊性向上へ

小田急江ノ島線藤沢駅橋上化、南北自由通路拡幅工事完了後のイメージ

 神奈川県藤沢市と小田急電鉄は12日、藤沢駅南北自由通路拡幅・小田急江ノ島線藤沢駅を橋上化する駅改良工事の施行協定を締結した。「湘南の玄関口」の回遊性、利便性の向上へ向け、同駅周辺地区再整備のメーン事業が始動。2027年度末ごろの完了を目指す。

 協定締結を受け19日から本体工事に着工する予定。南北自由通路拡幅では、小田急側ゾーン(延長約41メートル)を現行の8メートルから16メートルに拡幅。駅舎1階にある小田急藤沢駅の改札はJRと同じ2階の南北自由通路西側(小田原方面)に橋上化する。駅南口に面する1階改札は一部共用する。

 総事業費は約83億7千万円。南北自由通路拡幅事業の主体となる市が約64億2千万円を、駅舎改良を担う同社が約19億5千万円を負担する。工期は同日から28年3月末。

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