400億円支払いで和解 性搾取訴訟、JPモルガン

ジェフリー・エプスタイン氏(中央)=2008年7月、米南部フロリダ州ウエストパームビーチ(Uma Sanghvi氏撮影、パームビーチ・ポスト提供・AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米富豪による少女の性的搾取を助長したとして提訴された金融大手JPモルガン・チェースは12日、原告の被害女性らと和解することで原則合意したと発表した。米メディアが伝えた。原告側の弁護士によると、和解金額は2億9千万ドル(約400億円)。被害者は多数に上るとみられている。

 米富豪ジェフリー・エプスタイン被告は少女に対する性的虐待罪に問われ、勾留中の2019年に自殺した。原告側は、JPモルガンがエプスタイン被告に関する警告を再三受けながらも口座から少女らへの支払いを可能にさせたと主張。昨年11月に提訴した。

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